物件を眺めているうち 目頭が熱くなることがあります。 感動、興奮、郷愁。 感情が入り混じって。 今回みたいな古民家もそう。 昭和5年築の京町家です。 ただよう荘厳な雰囲気に 初めはドキドキしましたが 建築後90年もの間、 ずっとひとつのご家族が 大切にされてきたそうで、 次第に温かな団らんが浮かんでくる。 それに4Kにお庭付きという かわいらしい間取りだった。 ダイナミックな構造部を見て 広いお屋敷なのかな、と 勝手に想像していましたが コンパクトで住みやすそう。 壮観、ですね。 ちなみにこちらは2階です。 構造材は町家の伝統工法により しっかり取り替えられているそう。 丁寧に住まわれていたのでしょう。 情趣のあるこの町家を すべてやり替えるのではなくて 自分色の何かを少しずつ足して リノベーションするとよさそう。 そんな人懐こさを感じます。 板の間の隣に 小さめの畳コーナーっていうのも