私たち夫婦共通の、 来日20年になる親友が、 セカンドハウスを買ったというので さっそく見に行ってきた。 「歴史あるニホンカオク」と言うから どんな町家かと思いきや、 外観は最近できた 建て売りのようにきれいで 意外だったのだけど…。 中に入ると 日本の文化が大好きな彼らしく、 東洋の美にあふれていた。 宿にする予定で リノベーションされたものの 彼が入居するまでは未使用で まだできたての匂いが漂っている。 入ってすぐの3.5畳の和室は 彼の大のお気に入り。 すりガラスの建具に 存在感のある欄間。 レトロな切子ガラスの照明が 優しく照らす小部屋で ひがな一日、詰碁をするのが ここでの楽しみのひとつらしい。 続くダイニングキッチンは 遮るものがなく 奥の坪庭まで抜けていて 開放感があるつくり。 坪庭のある家に ずっと憧れていたそうで、 ほとんど、一目惚れだったそう。 「苔と白石のバランスがイ