異世界に来てしまったのだろうか。 まるで宇宙船のような 近未来的な外観に圧倒されてしまう。 シルバーの外観から漂う 「只者ではない感」。 余分なものは削ぎ落とし 極限までミニマルにしたからこそ 森の中に溶け込んでいるのだろう。 間取りも極めてシンプルだ。 真四角の空間には吹き抜けが作られ 風や光がすーっと通る。 傾斜地の地階にある玄関は 1階の床下にあり 閉めればフラットな床に変身。 いつの日か憧れた秘密基地のような空間に 思わず胸が高鳴る。 天窓から降り注ぐ陽の光。 圧巻の吹き抜け。 まるで空に(宇宙に?) 吸い込まれてしまいそうだ。 森に囲まれ、木漏れ日の中食事をする。 本格的なコーヒーサイフォンを使って 至高の一杯をじっくり飲む。 野鳥や木々を眺めながら ゆったりとした時間を過ごせたら どんなに幸せだろうか。 扉を介してあるのは 2階まで吹き抜けのサニタリースペース。 どこまでがバス