四季は春からはじまるもの。 春、夏、秋、冬。そしてまた春が回ってくる。 そんな事を感じさせてくれる季節ですね。 冬が終わりをつげて春が来て、 この縁側の扉も開放され 外の空気を家いっぱいに迎え入れると より一層に外と中が一体になるこの感じこそ和建築。 南西の角地。 ゆったりとつくられた贅沢な平家。 広縁に沿ってもうけられた 木製の窓枠で支えられた大きなガラス戸。 その向こうに見える素朴で美しい庭。 その庭に配置された飛び石。 庭の角に設けられた門を潜り、 飛び石の流れに誘われる形で 庭を楽しむ。 飛び石の示す道は 勝手口にも、縁側にも続き、 もちろん玄関までもたどり着く。 玄関を入るとそこにも敷石が。 扉で区切られてはいても、 内と外との連続性を感じさせる意図を感じます。 とどめと言ってはなんですが、 玄関に入るとこの中庭が目に入るわけですよ。 先にも述べたように、やっぱりこの 内と外が続