まもなくデビューするJR東海の新型特急車両「HC85系」。現在活躍中の「キハ85系」と同じ番号であり、共通点もあるものの、大きく進化した点もあります。実際に乗車し、その特徴を体感してきました。 先代・キハ85系からは「正常進化」? いよいよ2022年7月にデビューとなる、JR東海の新型特急車両「HC85系」。5月24日(火)、関係者向けの体験乗車が行われ、特急「ひだ」のルートとなる名古屋~岐阜~高山で、約2時間40分の旅をしてきました。 拡大画像 7月に営業運転を開始予定の「HC85系」特急車両(乗りものニュース編集部撮影)。 この新型車両は、1988(昭和63)年にデビューしたキハ85系の後継として送り込まれます。車両名が同じ番号を冠した「HC85系」であることは、「進化形」であることを象徴しています。 先頭形状こそ流線形ではなくなったものの、車体はステンレスに白の塗装とオレンジのライン