「未着手」 私たちが気になったのは国が公開するリストにあったこの記述だ。 リストは、9人の命を奪った笹子トンネル天井板崩落事故(2012年)を契機に義務化された橋などのインフラの点検結果をまとめたもの。 それによると、点検で「緊急に措置が必要」とされた橋のうち300以上が「未着手」。つまり、緊急度が高いのに手がつけられていない橋が各地にあるのだ。 一体、何が起きているのか。 現場を取材すると、日本のインフラが抱える構造的な問題が見えてきた。 記事には地図も掲載している。お住まいの地域の橋も確認して欲しい。
プロ野球・日本ハムの新本拠地球場、通称「エスコン」に賛否両論が巻き起こっている。アメリカのボールパークに似た造りは好評である一方、アクセスの悪さを指摘する声も多い。金融アナリストの高橋克英さんは「エスコンは最寄り駅まで徒歩30分で、開幕戦は寒い中、シャトルバス乗り場に2000人の列ができた。こうした失態は、名著『失敗の本質』に書かれた81年前の日本のガダルカナル敗戦を彷彿とさせる」という――。 WBC世界一の余韻も残るなか、いよいよプロ野球も開幕した。さっそく話題になっているのは北海道日本ハムファイターズの新本拠地「エスコンフィールド」(エスコン)だ。 札幌に隣接する北広島市にあるボールパークエリア「北海道ボールパークFビレッジ」の中核をなす新球場「エススコンフィールド HOKKAIDO」の収容人数は3万5000人で、開閉式屋根付き野球専用天然芝フィールドだ。グラウンドの両翼は約100m、
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