"SOAの名付け親"とも呼ばれるロイ・シュルテ氏 ここ2、3年前くらいまで、企業が選択すべきITソリューションの筆頭として、必ず名前が挙がっていたSOA(Service Oriented Architecture)。だが、最近は以前ほどの頻度でその話題が出ることは少なくなったように感じる。そういった情勢を感じ取ってか、SOA懐疑論者と呼ばれる人びとはこぞって「SAOはもう死んだ」と主張し始めた。 7月14日に東京・品川で行われた「Gartner SOA Summit 2009」(ガートナー ジャパン主催)で基調講演を行ったGartner Researchのバイスプレジデント兼最上級アナリストのロイ・シュルテ氏は「SOAはいまだ"keep going"の状態にある」と"SOA死亡説"を否定する。同氏によれば、ITアーキテクチャがたどる「ハイプサイクル」のちょうど"啓蒙期"の真っ只中にSOAは