京都刑務所(京都市山科区)は4日、配ぜん時に余った受刑者の食事を盗み食いしたなどとして、当時処遇部に所属していた男性看守2人をそれぞれ減給1カ月・10%と同5%の懲戒処分にした。2人は「竜田揚げが好きだった」「受刑者の食事の味が気になった」などと話しているという。 発表によると、看守(32)は09年5~7月に7回、別の看守(25)は同年2~7月に5回、所内の病棟の倉庫に隠れて、受刑者に出された食事の竜田揚げを食べるなどした。出所する受刑者へのアンケートで、盗み食いを見たとの指摘があり、内部調査をしていた。2人は昨年4月、別々の刑務所に異動した。 小川武史総務部長は「お恥ずかしい限り」と話した。【古屋敷尚子】