NGNのIP再送信トライアルは、地上デジタル放送のMPEG2 TSをMPEG4 AVC/H・264に再符号化し、IP伝送する。現在NTTは、IPマルチキャストは光ファイバーでの実施を前提にしているが、その帯域のなかで1Gbpsを32世帯に分岐して使うことを基本に設計している。 この場合、1世帯30Mbps程度の帯域となり、テレビ2台を想定すると1台当たり15Mbpsが必要となる。地上デジタル放送は、直接受信で17Mbps程度の帯域があることなどから、帯域削減が必要となり、そのために再符号化する。配信対象は、新宿区内のNTTの社宅など、NGNの端末を設置している50世帯ほどで、トライアル期間は3月30日まで。 (詳細は映像新聞2月5日号、1面)