毎晩、コンピュータをたちあげるたびに、コメント欄を見て、うう…とかヘコんでたのですが、皆様の疑問にお答えしようと思いまして。よろしくお願いします。 いろんなご批判をいただきました。 まず、アレはユダヤ人ではないと主張されるかたがたに。 著者自身の言葉があります。「どう考えても偽名だってバレるだろうオドネルくん」なぜすぐばれてしまうのか。それは姿かたちでわかるからです。オドネルはユダヤ人の名前ではありません。著者がわざわざ“どう考えても”バレるように、彼を造形しているのです。 当時のユダヤ人はどのようなスタイルとイメージされていたのでしょうか。松村昌家は、「十九世紀ロンドン生活の光と影」(2003年世界思想社)のなかで、「風刺画専門の週刊誌『パンチ』などではユダヤ人そのものの表象として、一つのステレオタイプを形づくるようになる」と書いています。そのわりに自身の著書、「『パンチ』素描集」(19