金妍兒(キム・ヨンア、19、高麗大)は3月、米ロサンゼルスで開かれた世界選手権大会で207.71点でフィギュア女子シングル史上初めて200点を突破した。これまで200点を突破した選手は、金妍兒の他に4月日本で開かれたワールド・チーム・トロフィー大会で201.87点を得た浅田真央(日本)が唯一だ。しかし、浅田の点数はグランプリでも世界選手権でもない自国で開かれた国別対抗戦でのものなので、公認を受けにくいというのが専門家の話だ。 現在のような発展速度から見て、金妍兒はグランプリシリーズで自分の世界記録を更新し続ける可能性が高い。フリースケートで金妍兒は、2番目の課題であるトリプル・プリップ・ジャンプ(基本点数5.50点)を飛べず0点をもらった。ショートプログラムでは同じジャンプで1点の加算点を得て、6.50点をもらった。もし、金妍兒がトリプル・ブリップを成功していたら、216点を越えたかも知れ