この投稿は前回の投稿の続きです。 まだ読まれていない方は、まずは、そちらからお読みください。 kimniy8.hatenablog.com この本の理解をより進める為に、に第一ラウンドの真理の『真理』を簡単に見てみましょう。 最初の出だしは、プロタゴラスから始まります。 彼は相対主義を掲げ、絶対的な真理はこの世には無く人それぞれの見かたが有るだけだと説きます。 それに対し、カウンターを放つのがソクラテスです。 相対主義とは、人それぞれの考え方を尊重する、一見すると大人な意見なのですが、見方を変えれば思考停止ともとれます。 何故なら、他人が自分とは違った意見を主張しても、『それは貴方の意見でしょ。私には私の考えがある』と開き直れるし、逆に、他人の意見が自分と違う場合『私は、そんな考えはしない』と簡単に反論ができる。 根底に『絶対的な真理はなく、存在するのは人それぞれの考え方が有るだけ』という