地域密着のサービスを心がけてきたと語るダイシン百貨店の塩沢紀行副店長=4月26日、東京都大田区山王で(木口慎子撮影) こだわりの品ぞろえと送迎など地域に根差したサービスが全国でも話題になった、東京・JR大森駅近くの「ダイシン百貨店」(東京都大田区山王)が八日に閉店する。総合ディスカウントストアグループを率いる「ドンキホーテホールディングス」が買収し、六月末に「MEGA(メガ)ドン・キホーテ」として生まれ変わる予定。昭和の名残を伝える街の「顔」がなくなることを惜しむ声もある。 (荘加卓嗣) 閉店を控えた四月末、商品もまばらとなった売り場に、常連客が訪れていた。高齢層が目立つ。三十年来の常連という区内の女性(67)は「重いものも配送してくれるから、男手がないわが家では助かった。ダイシンの看板が無くなるのは寂しい」。他にも「食堂は安くてボリュームがあり、おなかいっぱいになった」(区職員)など周辺
県赤十字血液センターは1日から、コスプレで献血に訪れた人に粗品を配る初のキャンペーン「コスプレ献血」を始めた。冬場の献血者確保に向けた取り組みで、担当者は「気軽に参加してほしい」と呼び掛けている。31日まで。 センターがある宇都宮市がサブカルチャーの盛んな街だとして企画された。センターによると、日照時間が短くなる秋から冬は例年、献血者が減少傾向にある。県内では毎日約300人の献血協力が必要で、医療機関による血液使用量は年々増えているという。 実施場所はセンターと、「うつのみや大通り献血ルーム」の2カ所。成分、200ミリリットル、400ミリリットルのいずれの献血も可能で、コスプレでの来所を申告すれば、通常もらえる食品などの粗品に加えて別の粗品がもらえる。
宇都宮市で、住民が自治会を抜けたところ、家の周りの街灯が外されるなどして、従来のサービスが受けられなくなった。高齢で役員が務まらないと脱退する住民に対し、資金確保のため脱退を食い止めたい自治会側。市は「住民同士の問題」と積極的な介入を避けているが、これでいいのか? (後藤慎一) 舞台は、約千八百人が加入する宇都宮市南部の「西川田東部自治会」。四月初め一つの班でまとまる八世帯が突然脱退した。輪番の「区長」を務められないというのが共通の理由だった。
保管スペースが限界に近づいている汚泥焼却灰のコンテナや袋。建設資材化の搬出作業の撮影は許可されなかった=横浜市金沢区で 東京電力福島第一原発事故の影響で横浜市の下水汚泥に放射性セシウムが含まれ、最終処分が凍結されている問題で、市が焼却灰を建設資材化する業者に試験的に搬出し始めたことが分かった。市は「資材に混ぜて薄めるため、放射性廃棄物として扱う必要がないレベルになり、安全と確認している」としているが、発表していない。 (橋本誠) 毎日約四十トン発生する焼却灰は以前はセメント原料として業者に再利用されていたが、原発事故で停止。二カ所の汚泥資源化センターに保管されている量は約三万四千五百トン(六月末現在)になり、置き場所は限界に達している。市は新たに発生する焼却灰を南本牧廃棄物最終処分場(中区)の陸地部分に埋め立てる計画だが、住民や港湾関係者の反対で実現していない。 保管している焼却灰の放射性
東電職員に使い捨てカイロを手渡す吉川さん(左)=昨年11月、福島県楢葉町のJヴィレッジで(吉川さん提供) 東京電力福島第一原発の作業員に夏用肌着を贈ろうと、福島県いわき市の市民団体「アプリシエイト フクシマ ワーカーズ」が肌着代などの寄付を募っている。元東電社員の吉川彰浩代表(34)は「応援している人々の思いを原発作業員に伝えたい」と話す。 (妹尾聡太) 吉川さんは福島第一、第二の両原発で勤務し、二〇一二年六月に退社。昨年十一月、同僚や友人ら五人で原発周辺の復興支援などに取り組もうと団体を設立した。現在は同県広野町の農業復興や県外での講演活動に取り組んでいる。
微生物のミドリムシを練り込んだ「ミドリムシクッキー」が江東区の日本科学未来館で販売され、人気を集めている。簡単に増やすことができ、栄養価の高いミドリムシを食品化する研究が進んでおり、クッキーは実際に商品化された一つだ。 ミドリムシ(学名ユーグレナ)は池や水田などにすむ単細胞の微生物。植物のように二酸化炭素を吸収して光合成し、水と少量のミネラルを与えるだけで、一日で二倍に増える。必須アミノ酸がバランスよく含まれるほか、ビタミンやドコサヘキサエン酸(DHA)などの不飽和脂肪酸も豊富で、「食料危機を救う存在」と期待されている。 同館は開催中の「おいしく、食べるの科学展」(三月二十二日まで)の中で、ミドリムシを食品活用するための研究などについて紹介。乾燥させ粉末状にしたミドリムシを練り込んだクッキーとベーグルも販売する。クッキー一枚に約二億匹が含まれるという。
ページが変らない方は恐れ入りますが下記URLをクリックしてください。 「東京新聞のイベント−美術−」 http://www.tokyo-np.co.jp/event/bi/
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く