2008年は、様々な意味で、アンバランスな年でした。 自分自身も、社会も。 本日のエッセイを持って、板倉雄一郎事務所は年末年始休暇に入りますので、2008年最後のエッセイは、徒然とさせていただきます。 尚、2009年は1月7日(水曜日)よりの開始となりますので、2009年もよろしくお願いいたします。 <過剰生産のアンバランス> 金融危機に振り回された2008年でしたが、振り返ってみれば金融危機という「キッカケ」によって浮き彫りになったのは、世界の過剰生産であり、需要と供給のアンバランスです。 自動車産業において、レイオフ、工場の稼動休止などが相次いでいますが、 「車が買えなくて生活できない!」 なんて話はどこからも聞こえてきませんし、 「自分の車は古くて、遅くて、使い物にならない!」 なんて話もどこからも聞こえてきません。 メディアでは、「ファイナンスが付かないから車が売れない」といったこ