スティーブ・ジョブズ氏が、2011年10月5日(現地時間)に亡くなった。同氏が21歳でAppleを創業してからの波乱に満ちた航海をもう一度たどってみたい。 作って、出て行き、戻って、また作った スティーブ・ジョブズ氏がAppleのCEOを辞任するとき、ボードメンバーならびに同社関係者に宛てた手紙で「わたしがCEOとしての責務を負えなくなったとき、皆さんにまず最初にお伝えすると約束していたが、ついにその日が来てしまった」と告げている。 ジョブズ氏が30年以上にわたってAppleと歩んできた時間は2011年10月5日で止まってしまったが、その“時間”は決して平穏なものではなかった。 同氏のシリコンバレー起業家としての歴史は、友人のスティーブ・ウォズニアック氏とともに開発した初の完成品コンピュータ「Apple I」から始まる。このビジネスで成功した彼らは、1977年にApple Computer
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