Copyright (C) Mainichi Communications Inc. All rights reserved. 掲載記事の無断転載を禁じます
Copyright (C) Mainichi Communications Inc. All rights reserved. 掲載記事の無断転載を禁じます
ついに「OS X Lion」がリリースされました。Snow Leopardユーザー限定ですが、すでにアップグレードしたよ、という方も多いのではないでしょうか。当コラムも、しばらくはLionネタ一本で突き進む予定ですので、ご期待ください。 さて、今回は「OS X Lion起動ディスクのつくりかた」。少なくとも8月下旬のUSBメモリ版発売までは、Mac App Storeからのダウンロード販売オンリーとなるOS X Lionだけに、インストールDVDを作成しておくことで、使いやすくしようという目論見だ。 ついにリリースされた「OS X Lion」。Mac App Storeから2,600円でダウンロードできる 「Mac OS X Lionインストール」の決まりごと OS X Lionのコストパフォーマンスは圧倒的だ。端的に言えば、安い。250の新機能という看板はさほど大げさではなく、/usrや
皆様はコンピュータビジョンという用語をご存知でしょうか。例えばデジタルカメラに搭載されている顔画像認識や、Google Street Viewの360度パノラマ表示、XBox360のKinectによるプレイヤーのジェスチャー認識など、これらは全てコンピュータビジョンの技術による製品です。 この連載では「コンピュータビジョンを応用した実際の製品」を毎回1つのテーマのもとで紹介し、その仕組みを誰でも理解できるレベルで簡単に解説していきます。これにより「いかにコンピュータビジョンが身近な存在で、かつ、いかにその使われている場所が急速に増えているか」をたくさんの方に知っていただきたいと思っております。 私は今回の連載のテーマであるコンピュータビジョン技術の研究者です。慶應義塾大学 理工学部 青木研究室という研究室に所属しております。大学院の修士課程を卒業したあと某企業にてソフトウェア開発の仕事を行
あふれ出す光を生成する方法 ブルーム効果やグレア効果は、レンダリングしたフレーム中の高輝度部分を抽出して行うことになる。いわばペイントソフトでフォトレタッチをするような行為をピクセルシェーダで行うイメージだ。 疑似HDRレンダリングにしろ、リアルHDRレンダリングにしろ、高いダイナミックレンジの輝度情報が各画素に記録されているので、「どこからが高輝度なのか」を判断しないといけない。 例えば0.0〜2.0までの輝度値を記録していたとして幅1.0の範囲を表示する場合を考える。そのフレームが1.0〜2.0の分布だったとき、1.0は最暗部となるが、逆に0.0〜1.0の分布だったとき1.0は最明部になる。HDRレンダリングしたそのフレームの平均輝度を求めてやり、どこからを「高輝度である」と判断できるかを決定してやる必要があるのだ。この処理については後述のトーンマッピングの解説のところで詳しく触れるこ
Java Programming Language Googleの20%プロジェクトからJava向けの新しい技術「cofoja (Contracts for Java)」が公開された。既存の実装に大きく手を加えることなく、デバッグをより簡単にしてくれる効果が期待できる。バグは些細なコードが起こすものだったりするが、それを追跡して発見するのは時に困難を極める。これは問題が発生した箇所と、実際にバグがある箇所が大きく離れていることが理由になっていることもある。問題発生箇所とバグ発生箇所を近くにまとめることができれば、それだけバグ発見も取り組みやすくなる。 cofojaはこれを簡単に実現するための技術。インタフェースに制約表現を追加可能にするところがポイントとなっており、クラスの実装に手を加えなくてもインタフェースに制約表記を追加することで実行時にチェックできるようになる。ブログに掲載されている
いきなり本題、今回は「QuickTime」について。旧Mac OS時代から"継ぎ足し"で現在に至るマルチメディア実装だが、Snow Leopardで「QuickTime X」にリニューアルされた。その変化のキモを、噛み砕いて解説してみよう。 Snow Leopardで一新された「QuickTime Player」。その変化はプレイヤー部分に留まらない QuickTimeは「X」でココが変わった 「QuickTime」というタームは、3つの側面を有している。「X」の紹介を始める前に、この部分の整理から始めてみよう。 3つの側面のうちの1つが「マルチメディアAPI」。各種静止画像や動画 / 音楽を再生するためのライブラリであり、他のアプリケーションのマルチメディア機能支える基盤としての役割だ。もう1つは「コーデック集」。多様なフォーマットをサポートすることで、OSにおけるマルチメディア基盤技術
The GNU Image Manipulation Program Photoshop CS5が提供している便利な機能のひとつに「Content-Aware Fill」と呼ばれるものがある。これは選択した対象を画像から消し去るためのものなのだが、その消し方がすごい。まるで、最初からそこにそれはなかったかのようにまわりの風景を加味した消し方をする。デジカメで撮った写真を使いたいとしても、邪魔なオブジェクトが写っているため使えないとか、わざわざピクセル単位で編集をかけて特定のオブジェクトを消し去った経験があるWebデザイナは少なくないだろう。Photoshopの「Content-Aware Fill」を使うと、それが簡単に完了する。 同様の機能はGIMPにも用意されている。デフォルトの機能ではなく、プラグインで追加する機能だ。「Resynthesizer」と呼ばれる機能で、Ubuntuであれ
Copyright (C) Mainichi Communications Inc. All rights reserved. 掲載記事の無断転載を禁じます
世界で最も有名なノイズ「パーリンノイズ」とはなにか? フラクタルノイズで最も有名なのは、やはり「パーリンノイズ」(Perlin Noise)だろう。このパーリン・ノイズは、今でもプロシージャル・テクスチャの"種"として非常によく用いられるフラクタルノイズだ。なお、発明者のKen Perlin氏は、このノイズ関数の発明で1997年のアカデミー技術賞を受賞している。 下図は二次元のパーリンノイズの生成方法の一例を示したものだ。 パーリンノイズの生成法 左上から右上に向かってのコマについて解説すると、まず、ある着目した四辺形の一頂点から乱数で決めた傾きを生成する(A)。他三点にゼロに着地するような適当な曲面減衰関数を与える(B)。この2つを掛け合わせて取っておく(A×B)。 左下から3つは、他の3頂点についても同様の計算を行って、合計4つの「ある頂点から立ち上がって他の頂点に着地する曲面」を得る
一体どういう仕組み?? 電子レンジでチンするだけで、焼き魚やだし巻玉子、とんかつなどをあっという間につくれてしまう世にも不思議なお皿がある。佐賀県の割烹食器メーカー・小森谷 嘉右ヱ門窯が製造している家庭向け電子レンジ専用皿「FIRのふしぎなお皿」だ。ここ数年のうちに口コミで人気が広がり、インターネットネット通販などで堅調に売れ行きを伸ばしている注目商品だ。 「FIRのふしぎなお皿」。写真は小判型焼皿で価格は3,675円 この皿は、新しい技法で無機炭素を磁器に調合することで強度を高めたもの。皿を電子レンジでチンすると、マイクロ波分子で遠赤外線(=FIR)が発生するので、油を使わなくとも、焼魚やポークソテーなどをつくれてしまうのだという。 油を使わないのでとってもヘルシー。しかも本来なら火を使っての調理が電子レンジでの加熱で済むので、短時間でとてもお手軽。素材の旨味を外に逃がさずに芯から焼いて
Copyright (C) Mainichi Communications Inc. All rights reserved. 掲載記事の無断転載を禁じます
Copyright (C) Mainichi Communications Inc. All rights reserved. 掲載記事の無断転載を禁じます
昨今、キーワードとしてはよく耳にする「OpenCL」。 SIGGRAPH ASIA 2009、会期初日には、そのOpenCL基本情報およびその最新事情をまとめたチュートリアル的セッション「OpenCL:Parallel Programming for Computing and Graphics」が開催された。 OpenCLのプログラミングモデル OpenCLの現状について講演したAMDのOffice of the CTO、Justin Hensley氏 OpenCLは現在ver.1.0が現行バージョンで、アップルのMac OS X Snow Leopardはこれをシステムに統合している。Windows環境下向けとしてはNVIDIAがリリース版、AMDがベータ版をリリースしているという状況だ。早速次世代版の規格策定も進んでおり、OpenCL 1.1は2010年のSIGGRAPH 2010の
「一応、Video LAN Projectの代表です」というJB Kempf氏。実は、ひらがなとカタカナが読める オープンソースのメディアプレイヤー「VLC Media Player」。7月8日、バージョン1.0が公開されるや、最初の1週間でダウンロードは650万回を越えた。「1台しかないサーバがダウンしないようにするので精一杯だった」というのはVideo LAN Projectの代表者 "JB Kempf"ことJean-Baptiste Kempf氏だ。フランスの大学で生まれた同プロジェクトは、学生プロジェクトの良さを残した有志集団だ。 10月、ドイツ・ミュンヘンでNokia(フィンランド)が開催した「Qt Developer Days 2009」にて、Kempf氏に話を聞く機会を得たのでここに紹介しよう。 --VLC Media Playerについて教えてください。どうやって生まれたの
いくつになっても嫌な虫歯、気になる口臭……。こうした「口の悩み」の原因となっている虫歯菌や歯周病菌を徹底的に取り除いてくれるというのが野口歯科医学研究所(栃木県小山市)開発の洗口剤「パーフェクトペリオ」だ。東京医科歯科大の研究でもパーフェクトペリオには虫歯菌、歯周病菌に対して「10秒のうがいでほぼ100%の殺菌効果」があることが認められており、"実力派"洗口剤として注目を集めている。 パーフェクトペリオ 2005年に同研究所が開発したパーフェクトペリオは、虫歯菌や歯周病菌を溶菌する効果のある口腔機能水。白血球と同じ殺菌成分である「次亜塩素酸」と「炭酸水素ナトリウム」が含まれた電解水で、虫歯菌や歯周病菌の周囲にあるバイオフィルム(口腔内微生物によって、膜状に構成される構造体)を破壊し、細菌を破裂させて溶菌する仕組み。 同研究所の代表で歯科医の野口宗則氏によると、口臭の2大物質である硫化水素(
ゲームグラフィックス、コンピュータグラフィックスは共に、ディスプレイ装置に表示することが前提であったために、レンダリングパイプラインが、この「ディスプレイ基準」で組み立てられて来た経緯がある。ところが、現実世界をリアルに表現しようとした場合、これは足かせとなる。この足かせを断ち切ろうという動きが近代リアルタイム3Dグラフィックスにおいても見られるようになってきた。 それが「ハイ・ダイナミック・レンジ・レンダリング」(HDRレンダリング:High Dynamic Range Rendering)だ。 もともとは学術的な研究テーマとして盛んだった「HDR」というキーワードは、今や、PCにおけるリアルタイムレンダリングのみならず、家庭用ゲーム機のグラフィックス表現としても標準となりつつある。 今回からはしばらく、このHDRレンダリングというテーマについて見ていくことにしよう。 HDRレン
「Learning Python」 米O'Reilly Mediaは、Python学習者向けのiPhone/iPod touchアプリ「Learning Python」をApp Store上で公開した。価格は600円。対応デバイスはiPhone/iPod touch(第2世代)で、動作環境はiPhone OS 2.0以降。ファイルサイズは4.3MB。 Learning Pythonは、O'Reillyから刊行されている同名の書籍をアプリ化したもの。オフラインでのコンテンツ閲覧や検索機能、ハイパーリンクを活かしたクロスリファレンスなど、iPhone/iPod touchアプリならではのメリットが盛り込まれている。 米O'Reillyは、Learning Python以外にも「Python Cookbook」が追加されているほか、「JavaScript: The Good Parts」「Rea
JaValidとは 今回はJaValidを紹介したい。JaValidはJavaオブジェクトの状態を検証するためのオープンソースのバリデーションフレームワークである。JaValidを用いることで、Javaオブジェクトが取り得る状態の条件を設定して検証することができるようになる。 条件の設定にはアノテーションを利用する。たとえば@NotNullを指定されたオブジェクトに対してバリデーションを実行した場合、もしそのオブジェクトがNULLであったらエラーメッセージを出力する。条件をグループ化し、グループごとにバリデーションを実行できるような機能も提供される。 JaValidは単体で用いることもできるが、JSFやFacelets、Spring Framework、そして各種データベースとのインテグレーションもサポートしている。したがってこれらのフレームワークを利用している場合においても、自然な形でバ
QuickTimeは、1991年の登場以来、Appleの看板となる技術の1つだ。Mac OS X 10.4 "Tiger"とともに登場したQuickTime 7で、この技術のパワーが、Cocoaアプリケーションにも広がろうとしている。 QuickTimeは、とても長く使われてきた技術だ。いまでは「クラシック」と呼ばれるMac OSの系列である、System 7.0で登場し、Mac OS Xへの大きな転換期も経験してきた。だが、多くの例に漏れず、そのような古いライブラリは過去の資産との互換性が大事になるため、新しいプログラミング環境では利用しにくくなる。特に、Mac OS Xから導入されたCocoaからは、基本となるAPIに大きな差があるため、なかなか利用できなかった。 QuickTime 7の登場で、この状況が変化した。Cocoa環境でQuickTimeを利用するためのフレームワーク、Qu
JSR 231: Java Binding for the OpenGL API JSR 231: Java Binding for the OpenGL API(JOGL)は、3Dグラフィックライブラリ「OpenGL」を、Javaプログラムから扱えるようにするためのAPIである。その名の通り、OpenGLの各種グラフィック描画機能に関連付けられたJavaのクラス/インタフェースやメソッドを定義している。現在の最新版は昨年4月にメンテナンス仕様としてリリースされたバージョン1.1であり、これはOpenGLのバージョン2.1に対応している。また3月25日より次期メンテナンス仕様(バージョン1.1.1)のドラフトが公開され、4月28日にかけてレビューが行われている。 JOGLにはjavax.media.openglとjavax.media.opengl.gluという2つのパッケージが用意されて
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く