先日、当ホームページにて第二十一回本格ミステリ大賞の候補作を発表いたしました。 その際、評論・研究部門におきまして『真田啓介ミステリ論集 古典探偵小説の愉しみ Ⅰ・Ⅱ』を大賞候補作五作品の中の一作としてお伝えいたしましたが、このたび当クラブの都合により、今回の投票においては同作品を候補とせず、残りの四作品のみを候補とすることといたしました。 この件につきまして、著者である真田啓介様と版元である有限会社荒蝦夷様に多大なご迷惑をおかけしたことを、ここにお詫びいたします。大変申し訳ございませんでした。 以下、詳しい事情をご説明いたします。どうぞ最後までお読みください。 まず、今回の変更に至った理由につきまして、『真田啓介ミステリ論集 古典探偵小説の愉しみ Ⅰ・Ⅱ』の作品内容とは、いっさい関係がないことを強調させていただきます。同作品は二月の予選会において多くの予選委員から支持を集め、大賞候補作と