Japanese Mothers and Obentos: The Lunchbox as Ideological State Apparatus という文献、アルチュセールの国家のイデオロギー装置について調べている時に見つけました。日本で母親業をするものとして、とても面白かったので、日本語にして響いたポイントをメモ的に書いてみました。この文献を書いたアリソン(Anne Allison)は、文化人類学者で日本について研究、子どもを日本(東京)の保育園に通わせて、日本独特のお弁当に興味を持ったそうです。※最後の感想以外は、上記リンクのアリソンの文献によるものです。 国家のイデオロギー装置この文献のフレームは、アルチュセールの「国家のイデオロギー装置」の概念を用いています。「国家のイデオロギー装置」とは、国家が庶民を支配するために、人々が自分から国の言うことを聞くように仕向ける機関のことで、こ
![「お弁当」が「母親」の中身を作り、女性抑圧の再生産をしているという話|板敷ヨシコ](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/af9673273706c05740b783d24d388a04084685e2/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fassets.st-note.com%2Fproduction%2Fuploads%2Fimages%2F53944146%2Frectangle_large_type_2_54763bc75a47e880d0eda0c92933a86c.png%3Ffit%3Dbounds%26quality%3D85%26width%3D1280)