徒歩や自転車での通勤は、節約や運動の手段として見られがちですが、ほかにもいいところがあります。それは、通勤が楽しくなるところです。 徒歩や自転車での移動は、常に実現可能ではありません(たとえば、私が住んでいるアトランタでは多くの人が車で30〜60分かけて通勤します)が、それが可能な都市部で、空気の悪い環境を避けられる人ならば、楽しく通勤通学をすることができるはず。少なくとも、モントリオールの人たちには当てはまりました。McGill大学の学生・職員・教授、3377人を対象にした研究で、徒歩や自転車の人(都市間鉄道を利用した人も)は通勤通学にもっとも満足しているということがわかりました。ときとして、通う時間が長くなったとしてもです。 所要時間はもちろん重要です。全体では、通う時間が長い人は満足度が低かったのですが、徒歩・自転車・バスの人は、車・地下鉄・電車の人とくらべ、通う時間が長くかかっても