[将棋]A級順位戦プレーオフ4回戦で豊島八段が羽生竜王に破れ惜しくも名人挑戦ならず 史上初の6人によるプレーオフとなっているA級順位戦プレーオフ4回戦で、最も不利な条件から3連勝し初の名人位挑戦まであと2勝となっていた豊島将之(とよしままさゆき)八段が、 永世名人の資格を持つ羽生善治(はぶよしはる)竜王に破れ、残念ながら豊島八段の名人初挑戦は実現しなかった。 戦型は横歩取りとなり一時は豊島八段有利かと思われたが、羽生竜王が絶妙な受けで豊島八段の攻めを凌ぎ、攻めが切れて勝ち目が無くなったた豊島八段の投了となった。 豊島八段が最も不利な条件から5連勝して名人挑戦権を獲得すれば、将棋界も大いに盛り上がったと思われるが、羽生竜王がその力を発揮し勝ってしまったことで甚だ残念な結果となってしまった。 佐藤天彦名人への挑戦者が決まる挑戦者決定戦は、21日に羽生竜王と稲葉陽(あきら)八段の間で行なわれる。