パリの同時テロ事件があったのに、ずっとしばき隊の問題に注目して記事を書いている。一部に、世に倦む日日は右翼と共闘して左翼陣営に打撃を与えているという批判が...パリの同時テロ事件があったのに、ずっとしばき隊の問題に注目して記事を書いている。一部に、世に倦む日日は右翼と共闘して左翼陣営に打撃を与えているという批判が上がっているが、その見方はあまりにイデオロギー的に偏向した幼稚な敵味方論への回収というものだろう。前の記事で長谷部恭男による立憲主義の基本的原理を紹介したけれど、右翼だの左翼だのと言う前に、それぞれの人間には人権があり、それが憲法によって保障されている前提がある。いろいろな価値観や正義を持って生きている人々が、それぞれが不完全ながら、互いを潰し合うことなく、違いを認めて生きる権利を守っていきましょうというのが立憲主義の神髄なのだと小林節も説いていた。しばき隊の思想と行動は、こうした