お客や目上の人が、「上座」に座る。 これは、出入り口や窓の位置によっても違ってくるのですが、 床の間がある部屋であれば、基本的には、床の間に近い方が「上座」となります。 そして基本的に、床の間に対して「右」の方が「上座」となります。 右と左でいえば、目上の人ほど、右の位置にくる。 だから、席順の配置は、たとえば下図のようになります。 「上下(かみしも)を切る」などといわれるテクニック。 「上手(かみて)」にやや顔をかたむけて 「ねえ、ご隠居さん」 と、しゃべる。 それに対して応じるように、今度は「下手(しもて)」に顔をかたむけ、 「何だい、八っあん」 と、しゃべる。 そうすることで、二人の人物の会話を演じ分けるんですね。 このとき、目上の人物は、上手に位置すると想定されます。 対して目下の人物は、下手の側に位置するのが基本となります。 だから、目上のご隠居は、目下の八っあんに対して、 下手