あらすじ/詳細世間とずれた生活を送る麻雀プロ。かつて、JMPリーグ風王位戦の覇者となった波溜も、そのずれを埋めることができず、プロの世界から離れることを決意する。が、そこにひとりのオバカが現れた。オバカはオバカなりに必死に強くなろうとしていた。オバカな女性麻雀プロが波溜に渇を入れる!? もっと見る
ノロケである。 嫁の朝食が美味い。 もちろん夕飯だって美味いが、三食のうち一番時間もコストもかける夕食が美味いのはある意味当たり前である。「夕飯が美味い嫁」よりも「朝食が美味い嫁」のほうがレア度は高いと思う。 ちなみに、別に調理の腕がプロ級というわけではない。下手ではないが、時には焦してしまったり味が薄かったりすることもある。 旅館のような朝食が出てくるわけでもない。俺は起きたばかりは食欲がないので、朝食から焼き魚なんて出てこられても困る。トーストとコーヒーで十分だ。 しかし、まずそのコーヒーが美味い。近所の自家焙煎している店から豆を買ってきて、その都度挽いてドリップで淹れてくれるのだが、温度も濃さもいつも絶妙である。これはズルい。コーヒーさえ美味しければその日の朝ごはんは勝ったも同然である。 更に、パンが美味い。2日に1回はホームベーカリーの焼き立てパンが出てくる。焼き立てのパンって、耳
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