終わりのゲームは、まだ終わる気配を見せない。 先週末、世界興収12億ドルの史上記録を立ち上げた「アベンジャーズ/エンドゲーム」は、この週末もまたもや余裕の1位に君臨することが確実。北米では、この週末が終わるまでに6億ドルを突破する見込みで、これまた新記録だ。アメリカ時間3日(金)時点での世界興収は、17億8,500万ドル。史上最高の「アバター」(27億8,800万ドル)には遠いが、「アバター」は34週間をかけてこの数字を達成している。数週間後、「〜エンドゲーム」がどこまで行っているかが見ものである。 この爆発的ヒットは、何を意味するのだろうか。誰の目にも明らかなのは、映画館はまだ死んでいないということ。Netflixが本格的にオスカー侵略を始めようとし、ディズニーやワーナーも自社のストリーミングサービスを立ち上げようとする中、映画館離れへの不安は、以前にも増して深刻になっている。今年最初の