無灯火の自転車で歩行者の女性に衝突し死亡させたとして、兵庫県警相生署は8日、重過失致死の疑いで、相生市内の高校1年の男子生徒(16)を書類送検した。同署によると、生徒は「点灯すると自転車(のペダル)が重くなるから、無灯火で走った」と供述しているという。 送検容疑は昨年12月28日午後6時20分ごろ、同市竜泉町の市道で、無灯火の自転車を運転中、歩いていた市内の無職女性=当時(65)=に衝突し、翌29日に死亡させたとしている。同署によると、現場は車道と歩道の区別のない幅約3メートルの道路で街灯はなく、当時は数メートルまで接近しないと歩行者を認識できないほど周囲は暗かったらしく、生徒は時速約30キロで走行していたという。「まさか違反に…」 自転車でのイヤホンやヘッドホンで警告850人超 警視庁