前回の記事では、楽天の英語公用語化でメリットを感じている人たちの声を集めたが、その陰には流れにうまく乗り切れず苦労している人もいる。 「中堅スタッフの中に、うつになって休職したり退職したりする人が割といるようです。一般社員は断片的にしか聞いていないのですが、会社は全社的な実態を把握しているという噂です」(20代の女性事務職) うつの原因のひとつは、TOEICのスコアに対するプレッシャーだ。 ■規定の点数が足りずに「降格」「休職」「退職」する人も 会社が社員に求めている英語力の水準は、TOEICの点数で一般社員が600点、係長クラスが650点、部長クラスが750点となっている。各職級の規定点数に満たないと、降格あるいは給料の1割減という「処分」が待っている。 特に新卒入社3~4年目の「中堅」に対するプレッシャーが強く、点数をクリアできずに処分される人が出ているという。また、会社のや