前東京都知事で日本維新の会の石原共同代表は4日、猪瀬直樹都知事が医療法人徳洲会側から5000万円を受け取った問題で、「(猪瀬氏には)潤沢な政治資金、選挙資金があったはず。その体制を彼に引き継いだ。なんで徳田(毅衆院議員)君に会いに行ったのかわからない」と述べた。
【北京=牧野田亨】中国国営新華社通信によると、中国政府は2日午前1時半(日本時間同2時半)、中国初の月面着陸を目指す月探査衛星「嫦娥(じょうが)3号」を四川省の西昌衛星発射センターから打ち上げた。 衛星は予定の軌道に乗り、打ち上げは成功した。今月中旬に月面着陸を試みる予定。着陸に成功すれば旧ソ連、米国に次いで3番目となり、宇宙大国を目指す中国にとって大きな一歩となる。 嫦娥3号は無人の月面探査機「玉兎(ぎょくと)号」を搭載している。着陸後、玉兎号は地球上からの遠隔操作も受けながら、約3か月かけて月の地質構造や資源の分布などを調査するという。 中国の月探査計画は無人衛星の「周回―着陸―回収」の3段階に分かれており、2007年10月に嫦娥1号の打ち上げに成功した。嫦娥3号は第2段階の中核となる。20年前後に月面のサンプル回収を行うほか、25年前後には月への有人着陸も視野に入れている。
富士山の御殿場口登山道で京都府のグループ男女4人が滑落した事故で、静岡市は2日、消防ヘリで1日に男性1人を救出中に用具がはずれ、約3メートルの高さから男性が落下し、そのまま見失ったと明らかにした。 静岡県警は2日、この男性とみられる1人を心肺停止状態で発見し、病院に収容した。 静岡市の発表によると、市消防ヘリが滑落現場に到着したのは1日午後3時45分。男性は消防隊員の呼びかけに返事はしなかったものの、顔をゆがめたり、手を動かしたりするなど意識があったという。 その後、隊員が男性に用具を装着し、男性を抱えてつり上げ作業を始めたところ、高度約30メートルで用具がはずれたという。地上にいったん男性を降ろそうと、隊員が抱えたままヘリの高度を下げたが、約3メートルの高さで男性が落下し、見失った。気流や足場の状況が安定しなかったことなどから、同日の救助を断念したという。 県警山岳遭難救助隊は2日午前8
都市再生機構(UR)が東京都町田市の町田山崎団地で続けていたヤギ4頭を使った実証実験が29日、終わる。 2か月間で5000平方メートルの雑草をほぼ食べ尽くし、住民の心を和ませる「予想外の効果」(UR)も生んだ。「もっといて、さびしい」と記された住民の貼り紙も現れた。任務を終えてレンタル業者の元に戻るヤギとの「お別れ会」が、同日午前11時から現地で開かれる。 オス1頭、メス3頭のヤギは、9月24日から団地内の谷間に放し飼いにされ、日中、ススキやヨシ、セイタカアワダチソウなどを食べ歩いた。夜になると自分でテント小屋に入り込み、台風の時もここで雨風をしのいでいた。 当初は、ふんの臭いなどを心配する声もあったが、ヤギは次第に住民の心に溶け込んでいった。居住区とは柵で仕切られたが、谷を見下ろす団地内の「三の橋」では、のんびり暮らすヤギを眺める住民が日に日に増え、幼稚園児たちも草を食べさせるなどした。
【ワシントン=今井隆】米国防総省は26日、米軍のB52戦略爆撃機2機が米東部時間の25日夜(日本時間26日午前)、中国が東シナ海に設定した防空識別圏内を飛行したことを明らかにした。 米メディアによると、中国が要求している事前通報はしなかった。米国が中国による防空識別圏の設定を認めず、無視する姿勢を示したものだ。 国防総省によると、訓練飛行を行ったB52は、米領グアム島のアンダーセン空軍基地を出発し、尖閣諸島周辺の空域を飛行し、同基地に戻った。中国側の妨害はなかった。 中国政府は事前通報のない航空機などが防空識別圏に入ってきた場合、軍用機が緊急発進して対応する方針を示している。ヘーゲル国防長官は23日の声明で「中国の今回の発表によって、米国の地域での軍事作戦のあり方が変わることは全くない」と中国の要求に応じない考えを表明しており、今回のB52による訓練飛行は、長官の声明を米軍が行動で示した形
【上海=鈴木隆弘】中国で、プロサッカーの「杭州緑城」(浙江省杭州)の監督を今季限りで退いた岡田武史氏(57)に対し、チームを率いた2年間の功績をたたえ、「日本サッカーに学ぶべきだ」との意見が相次いでいる。 選手にプロ意識を植え付けて中国のサッカーを変えようとした岡田氏の試みが、代表チームの低迷にいらだつファンの心を捉えたようだ。 中国ではサッカーの人気が非常に高く、岡田氏の退任は注目を集め、テレビ番組で特集も組まれた。上海のファンの男性(26)は「番組を見て、なぜ、中国の代表チームが弱いのか分かったよ」と話した。 浙江省杭州で20日に開かれた退任会見で、岡田氏は中国サッカーの課題が「プロ意識の欠如にある」と指摘した。辛口のコメントに対し、中国メディアの反応は冷静だった。広東紙・羊城晩報は「岡田氏は、日本サッカーに対する心からの敬服を我々から勝ち取った」と評価した。 インターネット上でも、「
客として訪れた銭湯で、別の客を殴り、けがを負わせたとして、三重県警伊賀署は22日、伊賀市緑ヶ丘本町、マッサージ店手伝いの男(34)を傷害の疑いで緊急逮捕した。 男は犯行を認めている。 同署の発表によると、男は、同日午後6時20分頃、同市久米町のスーパー銭湯「癒やしの里伊賀の湯」の男湯の脱衣場で、客で来店していた同市、無職男性(39)の顔面を、拳で約10発殴り、けがをさせた疑い。男性は両頬の骨を折り、約1か月のけが。 男が、かけ湯をせずに湯船に入ろうとして、男性に注意されたことに腹を立て、口論となったあと、脱衣場で男性を殴ったという。
神戸市灘区の酒造会社「富久娘酒造」は11日、「純米酒」に醸造アルコールを混ぜたり、規格外の酒米を使った安い酒に「純米酒」などのラベルを貼ったりするなど、国税庁の基準に違反する日本酒を販売していたことを明らかにした。 同社は該当する38銘柄の自主回収を始めた。今年1月~10月末に一升瓶換算で約25万本を販売したという。 同社によると、不正表示は10月下旬、大阪国税局の指摘で発覚。国税庁の基準では純米酒の原料は米と米こうじだけだが、醸造アルコールを加えたものがあった。また、品質の劣る規格外の米を使った酒に「吟醸酒」「純米酒」「本醸造酒」といった高級酒のラベルを貼って販売していた。 同社が原料を記した書類などを調べたところ、少なくとも4~5年前から不正表示は始まっていたとみられるといい、詳しい時期を調べている。読売新聞の取材に、小島久佳社長は「結果としてお客様をだましたことになった。原因究明を徹
日本テレビ社員だった次男が窃盗容疑などで逮捕された人気司会者のみのもんたさん(69)が26日、東京都内で記者会見を開き、「親の道義的責任として、天職であるしゃべる仕事から下りるという一番重い道を選んだ」と、TBS系の二つの報道・情報番組を降板した理由を説明した。 みのさんは次男の事件が発覚した9月以降、「みのもんたの朝ズバッ!」「みのもんたのサタデーずばッと」両番組への出演を自粛し、25日には降板が発表された。 約200人の報道陣が詰めかけた会見で、みのさんは「辞めなければ収まらない風潮も感じた。みのもんたのせがれじゃなかったらというのが正直な気持ち」と悔しそうに語った。 一方、「元々、報道番組のキャスターに憧れており、両番組には誇りと喜びを感じていた」とも明かし、「どこまで自分が立ち直れるか分からないが、しゃべる世界はこれからも命懸けで追求したい」と報道番組復帰への意欲ものぞかせた。
千葉県警成田署は16日、同県富里市十倉、無職長尾諒容疑者(25)を器物損壊と公務執行妨害の疑いで現行犯逮捕したと発表した。 発表によると、長尾容疑者は同日午後6時50分頃、成田市花崎町の国道51号で、横芝光町の男性看護師(42)の乗用車のフロントガラスを拳で殴って壊し、偶然通りかかった県警刑事総務課の巡査部長(31)が警察手帳を示して現行犯逮捕しようとしたところ、手帳を破り顔を拳で殴って公務を妨害した疑い。 原付きバイクを運転していた長尾容疑者が進路を譲ってくれたため、男性がお礼にクラクションを鳴らしたのを、あおられたと勘違いしたという。巡査部長が取り押さえた。
JR東海の山田佳臣(よしおみ)社長は17日の記者会見で、2027年に開業を目指すリニア中央新幹線の車内に喫煙ルームを設けず、「完全禁煙」とする考えを明らかにした。 同社は、東京(品川)―名古屋間の所要時間は最短の場合、40分を予定。乗車時間が短いことから、山田社長は「(愛煙家には)乗られたら我慢してもらおうと思う」と理解を求めた。
通信制高校に通う男子生徒(19)(広島県山県郡)の両足を縛り、川に突き落とすなどして殺害しようとしたとして、広島県警は3日、友人の少年4人(16~17歳)を殺人未遂容疑で逮捕した。 4人のうち1人が、スマートフォンの無料通話アプリ「LINE(ライン)」での呼びかけを被害者の男子生徒に無視されたことがきっかけだったという。 発表では、4人は、同じ高校に通う男子生徒(17)(広島県山県郡)、別の高校の男子生徒(16)(広島市)、アルバイト作業員(16)(山県郡)、無職少年(16)(同)。 4人は共謀して9月9日未明、同郡北広島町壬生を流れる江の川の河川敷で、男子生徒に殴る蹴るの暴行を加えた後、河川敷のフェンスに元々結ばれていたロープの端で男子生徒の両足首を縛り、フェンスからつるす形で護岸から約5メートル下の川(水深約2メートル)に突き落とし、男子生徒がはい上がってくると、足首をライターの火であ
8月30日に放送されたTBSの情報番組「みのもんたの朝ズバッ!」の中で、司会のみのもんたさんが隣に立つ女性アナウンサーの腰付近に手を伸ばし、女性アナがその手を振り払ったような映像が流れていたことがわかった。 映像が流れたのは、番組終了間際の午前8時29分ごろ。CMが終わり、女性アナが原稿を手にニュースを読み上げようとしていた。TBS広報部は「セクハラ行為があったとは認識していないが、紛らわしい行為だったため、今後このようなことがないよう番組担当者に口頭で注意した」としている。
山形県庄内地方の公立高校で2年生の男子生徒(17)が23日に校舎から転落した問題は、背景に日常的ないじめがあった可能性が浮上した。 同校は男子生徒への暴行や暴言を把握していたが、「いじられキャラだと認識していた」などとして、当事者や生徒からの聞き取りなどはしていなかった。同校は26日、全校生徒を対象としたアンケートを実施し、本格的な調査に乗り出した。 山形県警などによると、男子生徒は23日午前7時半頃、校舎4階の窓から転落した。窓は床から高さ1メートル20の位置にあり、通常は施錠されていることなどから、男子生徒が自分で開けて、飛び降りた自殺未遂の可能性が高いとみられる。 同校は23日昼頃、男子生徒のクラスメート40人に対し、「23日朝、男子生徒と会った人はいないか」「転落を目撃した人はいないか」「以前から、男子生徒に変わった様子はなかったか」――の3項目について、記名アンケートを実施した。
26日午前4時10分頃、茨城県取手市本郷の民家の玄間先で、新聞配達中のパート従業員女性(49)が、正面に立ちはだかった男に大型ハンマーで殴りかかられた。 女性は頭部をかばった左腕の関節付近にハンマーの尖(とが)った部分があたって骨折し、さらに左肺に刺さり、気胸を起こす重傷を負うなどした。取手署は、約100メートル離れた自宅に戻っていた同所、無職の男(26)を、傷害容疑で緊急逮捕した。 発表によると、同容疑者が犯行直前にハンマーを持って自宅を出るのを目撃した家族が危険を感じて110番。自宅に駆け付けた署員が、容疑者に事情を聞いたところ、犯行を認めたため逮捕した。 容疑者は女性と面識はなく、2008年8月から精神科の通院歴があったといい、同署で動機などを追及している。 使われたハンマーは、中世のヨーロッパで鎧(よろい)を付けた敵を攻撃する武器「ウォーハンマー」を模造したものとみられる。柄はプラ
2013年版の厚生労働白書案が26日、明らかになった。 「若者」を個別テーマとして初めて取り上げ、少子化につながる若者の晩婚化や未婚率上昇について、「自力で『理想の相手』を見つけることの難しさも一因」などと分析しているのが特徴だ。 白書は9月中旬に閣議で報告された後、厚労省が公表する予定だ。 白書案は「若者の意識を探る」というサブタイトルで、結婚や出産・子育て、仕事に関する若者の意識などを分析した。 結婚については、国立社会保障・人口問題研究所の調査(2010年)などで、〈1〉18~39歳の未婚者の9割弱が結婚願望を抱いている〈2〉異性の交際相手も友人もいない割合は男性で約6割、女性で約5割に上っている――との結果になったことなどを踏まえ、白書案で「結婚相手の候補となりうる交際相手がいる若者は限定的」と指摘した。
知人を脅して指を切断させたとして、宮崎県警は4日、同県小林市細野、小林市建設課職員本村真一容疑者(46)と妻の無職あけみ容疑者(42)を強要、傷害容疑で逮捕した。 発表によると、2人は7月10日午後8時頃、自宅に市内の知人男性(45)を呼びつけて金銭を要求。応じなかった男性の顔を殴るなどした上で「殺すぞ。指を詰めろ」と脅迫し、家にあった包丁や金づち、まな板を男性に渡して左手小指を切断させ、約3週間のけがを負わせた疑い。 真一容疑者と男性は小学校の同級生だった。男性は事件後、2人から逃れるため、鹿児島県や福岡県などを転々としたが、8月1日、旅先で知り合った男性に伴われて宮崎県警小林署を訪れ、被害を届け出たという。 小林市によると、真一容疑者は1993年4月、技能労務職員として採用された。2006年から建設課で、市道を維持管理するクレーン付きトラックの運転などを担当。無断欠勤はなく、勤務態度は
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