高機能携帯電話(スマートフォン)で出遅れたKDDIが、巻き返しに出た。ソフトバンクモバイルが販売する米アップルの「アイフォーン(iPhone)」に対抗して、米グーグルが開発した基本ソフト(OS)「アンドロイド」を搭載した新機種を発表した。 さらに注目されるのはKDDIが今回、インターネット電話ソフト「スカイプ」をスマートフォンに組み込んだことだ。これは無料通話を可能にするサービス。通話料を「犠牲」にしてでも、スマートフォン戦線で勝負に出た格好だ。 「禁断のアプリ」と事前予告 スカイプはパソコン(PC)向けのネット電話サービスとして、世界中で爆発的に人気を得た。2003年設立のルクセンブルクのスカイプ・テクノロジーズが開発したソフトで、スカイプをインストールしたPC同士であれば国内、海外を問わず無料で通話ができる。PCから固定電話、携帯電話へも低価格で通話可能だ。 このソフトをKDDIは、自