「21歳の時から3年間付き合った彼は、私より1つ年上でした。顔もかっこよくて性格も良く、申し分のない人。私が社会人になってすぐに1年間の地方転勤があったのですが、その見送りの時に手作りのお弁当を渡してくれて……遠距離恋愛中もマメにメールや電話や手紙をくれたし、本当に優しい人でした」 地方転勤を終えた1年後、東京に帰ってきた絵里子さんを優しく受け入れてくれたのも彼でした。 「実家が地方で東京に家がない私に、『住むところなかったら俺の家に一緒に住む?』と行ってくれたんです。結婚前提で彼の家に住むことになって、あの時は本当に幸せでした。彼も大手メーカー業界勤務。結婚するにも完璧だったのに……」 そんな完璧な彼と、なぜ別れることになってしまったのでしょうか? 「私が悪いと分かっているんですけど、彼の優しすぎる性格に不満があったのかもしれません。愛されすぎているのがなんとなく退屈になっちゃって、つい