行雲流水~へき地の一人病理医の日常兵庫県の赤穂市民病院に勤務する病理医です。学士編入学を経て医学部に入学し、2004年卒業。病理専門医、細胞診専門医です。 私の本業は駆け出しの病理医だ。まだはじめて1年ちょっと(そのうち半年は別の科をローテーションしていたから、実質7ヶ月ちょっと)。まだまだ初歩的な間違いはするし、知識は少ない。やらなければならないことの多さに身震いする。 この病理医という職業は、日本では極めて知名度がない。 「料理医」と間違えられることも多いし、「研究してるの?」と言われることも頻繁だ。医者の間でさえ、とくに内科系の人は、まったく理解がない。 日々顕微鏡をながめたり、解剖したりと、患者さんの前にでることは少ない。そういう意味で一般になじみがないのは分かる。最近白い巨塔のリバイバルで、浪速大学の病理の大河内教授が重要な役割を果たしたので、すこし説明しやすくなったが。 昨日公