遅くなりましたが、22日お台場サイエンスアゴラのプレ・ミーティングにおいで頂いた皆様、まことにありがとうございました! ラフではありますがためになるお話をいろいろと聞かせていただきました。 たとえば大学院や基礎研究における特許の扱い。 私も経験ありますが、特許取得の作業は煩雑ですし、その間は原則として発表は制限されます。その意味で確かにサイエンスを遅らせるといえますが、一方で知財を考慮せず成果を無邪気に発表していくと、その周辺でのビジネスの可能性を潰してしまいます。ある種の資金獲得の道を失うという意味では、これが回りまわってサイエンスを遅らせる可能性すらあります。 実際、日本のバイオサイエンスは、特許制度や産業化の道筋を整備する前にアメリカの「基礎研究ただ乗り論」に追い立てられる形でまい進したため、論文は出れどビジネスがほとんど興らないという構造を作ってしまいました。 その結果ポスドク問題
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