このページは、本や講演、セミナーなどから、教え学んだこと、共感したこと、気づいたことなどを取り上げ転載しています。 ・ダイエットに関して、最も間違った考え方は、「ダイエットは辛い」というイメージだ。 ・100人のうち、95人が目標体重に達する前に挫折する。理由は「ダイエットを続けられないから」。 ・明日からすぐにやせることは簡単だ。問題は「やせ続けること」 「リバウンドしないこと」なのだ。 ・「太っていると損をする」という現実さえ、見えていればいい。 ・やることは「口に入れたものを全て、毎日メモを取る」「毎日、同じ時間に体重を計りメモを取る」の二つ。この記録をとるだけでいい。 ・「助走」段階でのメモのサンプル。助走 日目(開始から 日目) 体重 kg、体脂肪 %、 時 分頃・・・ ・記録するだけで、無意識のうちに太る行動を避けるようになる。 ・お菓子をちょっとつまもうと思ったときも、「こ
「徳永進著『隔離』を読んで」 数日前に本書(岩波現代文庫)を読み終えた。通常なら読後感は、読了してすぐに書くのだが、どうにも頭の整理がつかなくて、本を片付けることも出来ず、今も困っている。 本書を単に紹介するだけなら簡単である。副題に「故郷を追われたハンセン病者たち」とある。1982年に『隔離―らいを病んだ故郷の人たち』の題で刊行されているので、文庫に入る以前に既に読まれた方も多いだろう。 副題にある通り、医者である徳永進氏が、彼の故郷である鳥取から国による強制隔離政策の犠牲になった40人ものらい病者たちへのインタビューを行われた。 本書ではハンセン病(患者)とは表記せず、あくまで古来より使われたらい病、らい者という表記を敢えて徳永氏は使っておられる。副題の「故郷を追われたハンセン病者たち」というのは、出版社側が付けたものだろう(著者は、その表記を了解されているのだろうか?)。 本書(岩波
●すでにモラルや精神論で解決する問題ではない 少し更新が開いた間に、当方のエントリに対していくつかのブログから反響があったようです。その中で、現状認識において俺の考えに近いと思ったのが、agehaメモさんの「雑駁に言うとハリウッドは、東海岸の興行主から逃れた映画人達が形成した」というエントリでした。 http://d.hatena.ne.jp/ageha0/20080610/p1 ↑agehaメモ「雑駁に言うとハリウッドは、東海岸の興行主から逃れた映画人達が形成した」 プロフィールがなかったのでどんな方かはわからないんですが、解決策の一例としてあげられた「フリーマガジン」の案を除いては、俺の考えとほぼ同じです。以下、俺が「そう、そうなんだよ!」と思った箇所を同エントリから引用します。 《 問題の根っこは、共にサクヒンを作り上げるべき「編集者」が「出版社のサラリーマン」である事、であるように
マンガ界崩壊を止めるためには(1)-たけくまメモ マンガ界が崩壊して構わないかと言うと、ちと構う。未来の雷句誠とも出会いたいのでオレは。崩壊するなら、代替構造が力を得てからにしてほしい。 問題の根っこは、共にサクヒンを作り上げべき「編集者」が「出版社のサラリーマン」である事、であるように思う。「人気があるから続けて下さい」で、傑作が崩れていく様を我々は何度も見た。「出版社のサラリーマン」は「雑誌発行部数の為に」それをせざるを得ない。 これは「シチョーリツが全てです」とドラえもんの声優変更を押し通すのに似ている。短期的には視聴率が上がったそうだが、あれは「未来のドラえもんが稼ぎだす利益」を幾ばくか、削いだ。「持続可能なドラえもんビジネスの発展」という点ではいささかマズい。ひらたく言うと、愛がない。 逆に言えば、過去の編集者の人達は、『日本の出版界の慣例による「美徳」、つまり作家と版元相互の信
ご存知グールドの「人間の測りまちがい」が嬉しい文庫化。この機会に全国民この本を読むといいと思うお。 本書の邦訳につけられた副題は「差別の科学史」。 ごく簡単に言うと本書は、科学が人種差別や階級差別・および差別的な政策にどのようにして理論的バックボーンを提供し、かつ、その研究自体もいかに差別の影響を受けていたかを丁寧に論じたもの。 言い換えよう。素朴なイメージでは政治とは無縁で、事実の探究・真理の探究を第一義としているはずの科学というものが、実は政治と相互に大きな影響を与えあっているということを、事実を元に論じた本だ。 グールドは論点を明確にするために、取り上げるケースを絞った。つまり、人間の知能というものが一直線にプロットでき、それが遺伝的に固定されているという主張を、19世紀からさかのぼって検討しているのだ。 グールドが巧みな点は(そしてこれは半ば科学史も専門にしているグールドの特徴でも
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