2017.11.05 14:00 「LGBT先進国」ではない日本が果たせるかもしれない役割【第18回:トランス男子のフェミな日常】 「いま何をしたら助けになりますか?」。3年前、知人経由でウガンダのLGBT活動家にこう尋ねた。ちょうどウガンダが世界で最も過酷と言われる反同性愛法案を検討している時期だった。返信には「日本政府が外交の場でウガンダ政府と交渉するよう働きかけてくれないか」と書かれていた。 「この件について日本の支援は重要です。日本は“西側”とはみなされていないから、日本が言うことについては、政治家も聞く耳を持つでしょう」 昨今LGBTをめぐる情勢は二極化している。アメリカで同性結婚が認められたのと同じ週、トルコではプライドパレードがめちゃくちゃにされていた。西洋では権利擁護が進むが、チェチェンのLGBT弾圧など、むしろヘイトが増している地域もある。国際NGOであるILGAの調べに