僕はサイコパスだ。 自分以外の生物への共感性に欠けたモンスターだ。 僕は小学生の頃から生物を殺すのが好きだった。 小学二年生くらいだったか、小さなサイコパスの最初のターゲットは仔猫だった。 公園の片隅にいた仔猫を落ちていた鉄パイプで殴った。何度も何度も。 片目は潰れ、頭に重篤な傷を負いながらも、仔猫は生きていた。 そのうち友達が来たので、「そこに倒れてた」と嘘を吐き、みんなで仔猫を保護した。 近くに大人がいたのでちょっとした騒ぎになった。 僕は犯人と名乗らず、あくまで発見者の一人として一緒に仔猫の手当てした。 翌日、仔猫は公園で死んでいた。僕は疑われることもなく、そのままだった。 二番目のターゲットは雀だった。 巣から落ちたばかりの子供だったのか、飛べずに道端を走り回っていた。 僕は雀を追いかけ、側溝へ追い落とし、逃げられなくなったところへ大きな石を落とした。 二三回繰り返したら雀は動かな