コンベラスは当初、米国外での普及に注力していた。米国には民間の雇用者がうそ発見検査を誰に対して行えるか制限する法律があるためだ。ただ、政府の職に関しては例外がある。ポリグラフが政府の採用活動の妨げとなるなか、コンベラスは今、米国内でのアイディテクトの利用拡大に力を入れている。 コンベラスやユタ州の科学者らによると、米連邦政府によるアイディテクトの導入はなかなか進んでいない。 米下院は今夏、税関・国境警備局(CBP)の人員不足に対処するため、入局志願者へのポリグラフ検査の義務付けを撤廃する法案を可決した。同法案の支持者らは、ポリグラフ検査には欠陥があり、これが欠員の補充をさらに困難にしていると指摘している。 連邦機関で実施されるポリグラフ検査の監督当局は、まだアイディテクトを承認していない。同当局のお墨付きを得れば、アイディテクトが連邦政府内で使用される道が開かれる可能性もある。 同当局の広