今年6月、中国ファーウェイ(華為技術)のリチャード・ユーCEOは、カンファレンスの席上で「アップルやサムスンを追い抜き、世界トップのスマホメーカーになる」と宣言した。その時、会場に居合わせた人々は誰もその発言を真剣には捉えなかった。 ファーウェイにとって勝利までの道のりはまだ長いと思われる。しかし、同社は現時点で一定の成果を収めたことが明らかになった。調査企業Strategy Analyticsの最新データによると、ファーウェイは利益ベースでサムスンを追い抜き、アップルに次いで世界2位のスマホメーカーのポジションを獲得したのだ。 ファーウェイの躍進はサムスンがNote 7 の発火問題に続くリコールで、直近の四半期の業績を大きく落としたことによるものだ。同社の2位の座は一時的なもので終わる可能性も高い。 ファーウェイの今年第3四半期の利益は2億ドル(約226億円)。全スマホメーカーの利益、9