ジョー・オダネル氏が亡くなったとのニュース記事を眼にした。 オダネル氏は米空爆調査団の一員として1945年、長崎、広島にはいり原爆被害の様子を写真に収めた軍人カメラマンだ。 彼の撮った一枚「焼き場に立つ少年」を見たとき、僕はなんとも言いようのないショックを受けたので、そのことと彼の写真集についてブログで書いたことがある。 http://blog.goo.ne.jp/kuniphoto/m/200703 また一人、歴史の証人がこの世を去った。 しかし、「焼き場に立つ少年」をはじめとした、オダネル氏の残したその記録は、写真というかたちでこれからもずっと残ることになる。沢田教一カメラマンの写真が僕の人生を変えたように、写真家がいなくなっても、彼らが撮った写真は一人立ちし、それぞれの役目を果たすことになるのだ。 戦争の悲惨さをまるで忘れてしまったかのように、再び急速な軍国化の進んでいる現在の日本だ
今年の8月はブログに戦争の話題を書きたくなかった。ブログも4年を越え、自分なりの考えはもうあらかた書いたような気がしていたし、しだいに8月15日という日が、自分には日本の独善的な欺瞞にしか思えなくなりつつある。が、ジョー・オダネル(Joe O'Donnell)の死については書いておくべきなんじゃないかとふと思った。ためらった。私が書いたところでまた誤解されるだけなのだ。でも、書いておこう。 ジョー・オダネルの死を朝日新聞は少し奇妙な伝え方をしてた。11日付”「焼き場に立つ少年」の写真家ジョー・オダネルさんが死去”(参照)より。 ジョー・オダネルさん(米国の写真家)が米テネシー州の地元インターネットニュースサイトによると、10日、同州ナッシュビルで脳卒中のため死去、85歳。 奇妙な感じがしたのは、新聞社が「地元インターネットニュースサイトによると」みたいな書き方をしていいのだろうかということ
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