民主党代表選に出馬する意向の海江田万里経済産業相は26日午後、首相官邸で菅直人首相に会い、辞表を提出した。海江田氏によると、首相は「もう(内閣総辞職まで)残り少ないから、引き続きやってくれ」と述べ、受理しなかった。 海江田氏は原発の再稼働問題をめぐり首相と対立。先月7日の国会答弁で辞任する意向を明らかにしたが、その後も職にとどまり、今月23日の記者会見では辞意を撤回していた。最終的には、短期決戦となる代表選での支持拡大に向け、いち早く閣僚の立場を離れた方がいいと判断。再生エネルギー特別措置法が成立したのを受け、辞表を出した。 【関連記事】 原発再稼働の政府統一見解は「間違い」〜民主・馬淵澄夫前補佐官インタビュー〜 「反原発」争点の議論は無意味〜福山哲郎官房副長官インタビュー-〜 【特集】福島エクソダス〜原発事故は何をもたらしたのか 「本当の原発発電原価」を公表しない経産省・電