4月に京都府向日市に開校予定の洛南高付属小の編入試験で、京都市内の私立小に通う2年の児童が在籍していない公立小名を願書に書いて受験し、合格していたことが24日、教育関係者への取材で分かった。募集要項では、京都府内の私立小に在籍する場合は受験を遠慮するよう求めていた。受験時は在学証明が必要なく、同小は「もし事実なら想定外のことで見抜けなかった」としている。 洛南高付属小などによると、新2、3年生を対象にした編入学試験(定員各90人)は2月2日に実施。児童は、願書に自宅近くの公立小名を書いていた。合格発表後の2月中旬に、児童が在籍する私立小から連絡があったという。 洛南高付属小は「4月に小学校の在学証明を出してもらう。本当であれば、保護者と話し合いたい」としている。 京都私立小学校連合会によると、府内の私立小9校は、いずれも編入試験の出願書類に学校の在学証明を求めていない。在学証明は、合