NEC、日立、富士通の「コンピュータ御三家」が、ここに来て相次いで社長人事を発表した。各社の思惑は何か。「グローバル化」「若返り」がキーワードになっている。 2月25日にNECが大手三社では最も遅いタイミングで、新社長の発表を行った。先陣を切ったのは富士通で1月22日、次いで2月4日に日立が追っかけた。NECは、最後を締めくくる発表であった。 日立製作所の古川一夫氏と富士通の野副州旦氏は2009年度中に両者とも退陣に追い込まれているのに対し、NECの矢野薫社長だけは今回の発表で、代表権のある会長としてとどまることになった。 このような舞台裏を踏まえ、各新社長の顔ぶれを見るとそれぞれ内部事情が透けて見えるようで興味深い。 日立製作所 中西宏明新社長 3人の中で、東京大学を卒業しているのは中西氏のみだ。彼は在職中にスタンフォード大学へ留学、コンピュータ・エンジニアリング修士の学位を取得している
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