京都造形芸術大学(京都市)と東北芸術工科大学(山形市)は来年7月、東京・港区の明治神宮外苑に合同キャンパス「日本文化芸術研究センター」=完成予想図=を新設する。世界の平和創造に役立つ研究開発を目指すという。 茶道裏千家家元の千宗室さんがセンター長に就任する。このほか、日本画家の千住博さん(京都造形芸術大学長)、批評家の浅田彰さん(同大学院長)、建築家の隈研吾さんらが設立準備委員としてセンター全体の構想に当たる。 学生だけでなく、芸術家、研究者、一般の社会人が集まり、環境問題など現代社会が抱える課題を長期的視点で解決する企画・研究プログラムや、茶の湯から現代アートまで文化芸術に関連する幅広いジャンルの社会人向け講座を設ける予定。 また、日本の自然と文化をモチーフに、子どもを対象にした教育プログラムも充実させていきたいという。浅田彰さんは「子どもこそが真のアーティスト。彼らの持っているポテンシ