5月にWiMAXからLTEへの方針転換を示したロシアのScartel社(通信サービスはヨタ(Yota)というブランドで提供中)だが、使用する周波数について問題が生じているようだ。 ロシアにはヨタのほかにもLTEの提供を予定しているキャリアが数社ある。その中の1社で、政府が部分所有しているロステレコム(Rostelecom)と、ヨタに対して、規制当局であるRoskomnadzor(連邦通信局)は、7月8日にいったん、両社がWiMAX用に持っている周波数をLTEに転用することを認めると発表した。5月のヨタの方針転換発表直後には、WiMAX周波数の他の技術への流用は認めないとの見解も出ていただけに、7月の発表で2010年中にロシア5都市でヨタが、翌2011年にはロステレコムも数都市でLTEの商用サービスを開始すると期待されていた。 しかし、7月30日になって規制当局Roskomnadzorはヨタ