目立ったら粛清 ソビエト政界の黒幕に扮し、息のかかった政治家を出世させて書記長に仕立てあげる政治ゲーム。ソ連崩壊前の1986年にファタ・モルガーナ社(スイス)より発売され、ドイツ年間ゲーム大賞にノミネート。アヴァロンヒル社(アメリカ)から英語版も発売されたことがある作品を、昨年、ニューゲームズオーダーが日本語版にした。ファタ・モルガーナ版とアヴァロンヒル版の両方のルールが選べるようになっており、緻密な陰謀合戦も、どんでん返し合戦も両方楽しめる。 26人の候補者から密かに10名を選び、1~10点の影響力をつけてスタート。最終的に3回パレードに成功した書記長か、いなければ最後に書記長だった人物に、影響力を多くつけていたプレイヤーが勝利する。しかし影響力をどれくらい付けているかは、できるだけ明かさないほうがよい。明かせばみんなに目をつけられ、シベリア送りになってしまうからだ。 ゲームは年単位で進