2008年1月の世界的な株安連鎖による市場の混乱に対し、22日に米FRBは0.75%の緊急利下げを実施し、さらに0.5%の追加利下げを実施しFF金利の誘導目標は年3%となった。債券市場は先物主導で米国市場動向などに連動するような動きとなっていたものの現物債の動きは鈍く10年債利回りは一時の1.3%から1.4%のレンジから、1.4%から1.5%のレンジ内主体での動きとなり、2年債利回りで政策金利0.5%を割り込むなど買い進まれた反動も。 2月に入りサブプライム問題、モノラインと呼ばれる金融保証専門の保険会社に対する問題に端を発しての米金融市場の混乱と、米国経済の先行きの減速懸念はさらに強まり、10年債利回りは2月29日に1.320%と1.3%近くまで利回りが低下した。3月の国債大量償還や3月期末を控えての投資家の買い需要の強さも債券相場の押し上げ要因となった。3月4日に入札された10年国債の
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