2022年11月8日、企業会計基準委員会(以下、「ASBJ」という)は、第490回企業会計基準委員会(2022年11月7日開催)の議事概要別紙として、「暗号資産の発行者が発行時に自己に割り当てた暗号資産の会計上の取扱いについて」(以下、「本議事概要」という)を公表しました。 本議事概要は、暗号資産の発行者が発行時に自己に割り当てた暗号資産のうち、発行による対価を受領しておらず自己で完結していると考えられるものは、第三者との取引が生じるまでは、会計上、時価では評価されないというASBJの考え方を示しています。 原文については、ASBJのウェブサイトをご覧ください。 2018年3月、ASBJは実務対応報告第38号「資金決済法における仮想通貨の会計処理等に関する当面の取扱い」 1を公表し、資金決済法に規定する暗号資産の会計処理及び開示について、実務上の取扱いを明らかにしました。 しかしながら、暗