古本屋で「これからの女性の職業案内」という本を買った。1958年、北辰堂。著者の記載がなく、「編者 初村顕太郎」と記載されている。当時の女性にとっての職業の選択肢とか、職業観みたいなものが想像できるかもと思って買ったわけだが、これがまたいろいろと面白くて。今年も就活シーズンの到来といったところで、まあひとつの季節ネタでもある。ちょっと長文。 この本の趣旨は要するに、当時のこれから社会に出る女性たちに、どんな職業があってそれになるためにはどうしたらいいか、といった情報を提供することだ。冒頭に、「こんにちでは、女性も男性と同じように、学校を卒業すると、社会への最初のスタートすなわち就職ということを考えるのが常識となりました」とある。当時は高度成長期が始まろうとしていたころにあたるのかな。実態として就職が当たり前だったかどうかは別としても、それほど珍しくない(本を出して売れると思われる程度には)
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