万年筆の価格は、上は希少性の高い素材を使うなど、高いものをつくることはある意味いくらでもできそうだ。一方、低価格でとなると、これはなかなか一筋縄ではいかない。安くするにはやはり限界というものがあると思う。 そうした中、プラチナ萬年筆が今年の初めに「プレピー」という万年筆を発売した。その価格はなんと210円。これはもう、ボールペンと同じくらいだ。 低価格でありながら、そこはさすが老舗万年筆メーカーだけあって、万年筆らしさをしっかりと盛り込んだものになっている。 今回はプラチナ萬年筆社にお邪魔して、そのこだわりをたっぷりとうかがってきた。 プラチナ萬年筆とカートリッジの深いかかわりプレピーというシリーズは、もともとサインペン、蛍光マーカーが先に発売されていた。そのいずもれも使い捨てではなく、カートリッジインク式になっているという特徴をもっている。 環境問題が叫ばれているという世の中の流れも、も