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  • 「民衆の大英帝国―近世イギリス社会とアメリカ移民 (岩波現代文庫)」川北 稔 著

    十七・十八世紀に英国から新大陸アメリカへ渡ったのはどのような人々だったのか?書は移民の出自調査から当時の英国階級社会の実像を分析し、社会階層を反映した国内外の人の大規模な移動に大英帝国形成の過程を見ている。岩波現代文庫からの発売は2008年だが、原は1990年刊であとがきによると章のタイトル変更など最小限の改訂だけのようなので、四半世紀前のではあるが、非常に興味深い内容になっている。 当時、イギリスに限らず欧州からアメリカに渡った人々は『自由移民と不自由移民に大別され、後者はさらに、(1)年季奉公人、(2)リデシプショナー、(3)政治犯・浮浪者などを含む囚人で流刑となった者』に大別され、そのおよそ三分の二が『渡航費や生活費をプロモーターに支弁してもらう代わりに、プランテーションでふつう四年間の強制的労働に従事することを約束して、アメリカに渡った移民たち』(P3)すなわち「年季(契約)

    「民衆の大英帝国―近世イギリス社会とアメリカ移民 (岩波現代文庫)」川北 稔 著
    canariya
    canariya 2014/09/24
    “捨て子は私生児、親の性的逸脱行為の責任は子供に及ぶというのがプロテスタント国家イギリスの常識1739年「ロンドン捨て子収容所」設立1756年兵士に育成する目的として補助金増額、長じて海軍や植民地での労働力とし
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