ツイート Hack #70 で、正規表現においてマッチする範囲を制限する方法を紹介しましたが、他の正規表現エンジンで同じようなことをしたい場合、肯定先読みや否定先読みと言った機能が使われます。 そして当然、Vim にも肯定先読みや否定先読みの機能は備わっています。 肯定先読み/否定先読み/肯定後読み/否定後読み 先読み、後読みとはすなわち、特定のパターンが対象のパターンの後ろに来る(先読み)、もしくは前に来る(後読み)ことを条件付けることです。否定の場合は逆に来ないことを条件付けます。 肯定の場合は単に続けて正規表現を構成した場合でもマッチする個所は同じですが、マッチする対象が異なります。先読み、後読みの部分はあくまで条件なのでマッチ対象には含まれません。 Vim では以下のパターンを置くことで直前の文字、もしくはグループを先読み、後読みに指定します。 肯定先読み