スウェーデン人の建築家そしてジャーナリストの訪問を受ける。なんでも日本の都市と交通関係の研究をするために、奨学金をもらって来ているそうだ。なぜか、私の名前がスウェーデンのホームページに載っているらしく、私に会いたいというので喜んで会う。 「なぜ、日本を研究するのですか」という私の質問に、「スウェーデンは自動車社会が進み、公共交通の利用率は激減し、郊外型のライフスタイルが定着して、地元の商店街はほとんど死にかけています。このままでは、アメリカのように自動車依存型の社会になってしまい、エネルギー効率が悪くなり、コミュニティも崩壊してしまいます。それに比べて、日本は自動車に依存しないで、歩いて生活ができると聞きました。その優秀さ、なぜ、自動車依存を回避できるのか、その理由を探りにきたのです」と言う。「アメリカのように自動車依存型」と言った時に、「地獄への道途中(Half way to hell)